2月26日 春いちばんの今日も文殊山でした。
今日の春いちばんはPM2.5です。陽射しがあるのにスリガラスを通しての陽光のようですっきりしません。素晴らしい眺望も台無しです。
とはいうものも自然はよく出来ています。お花たちの感性はすばらしく季節の移ろいを敏感に感じ取って彼女たちの生活環を回し始めました。
今日も午後からの文殊山ですが、もう咲き始めているだろう橋立方面のオウレンを見に行くことと今年買った評判の高いハイエンドコンデジの接写性能=花の写真の写り具合を確かめるためです。そのため今まで使っていた初心者用一眼レフにマクロレンズを付けて持っていき撮り比べてきた。
左はコンデジ:トリミングしてある 右は一眼レフ:マクロレンズで
上記と同じ:ただしトリミングはしていない
写真の比較はともかくとして ” 春よ来い! 早く来い! ”の気分です。
オウレンは本当に咲き始めたばかりです。繊細で見ていて飽きません。
ヒロハノアマナも日当たりのいい場所ではもう準備万端ですね。
ニホンカモシカの墳丘が登山道にありました。
以前は毎年この春先の頃、橋立方面に行くと墳丘がありましたが、ここ5~6年は見かけていません。登山者が多くなってカモシカも登山道ではおちおちうんちもする気分ではないんだなぁぁぁと同情していたんですが・・・・・・
それからニホンシカのうんちもたくさん見ましたね。
これはえらいことです。彼の食害は本当にひどいもので樹林の下草を食べつくす。そうするとその山の植生が変わってしまい今までのように自然を楽しむことが出来ない。さらに草がなくなると樹木の皮も食べるようになる。そうすると樹木の立ち枯れも。
それから今年の積雪の少なさ・・・生活は楽できますが・・・害獣・害虫にとっては本当に極楽でしょう。シカの繁殖も輪をかけて増えそうです。
無謀な論かも知れないが、オオカミの復活も考えないといけませんかね。
このままでは文殊山も山が山でなくなる日も遠くないように思います。
<注記>シカの繁殖力はものすごく1年目で子供を産むようになるし、その増殖率
は年に20%にもなるそうです。新しく侵入した山は食べ物が豊富で増殖
はすごいと思いますね。
もう一つの心配:彼は山ヒルを連れてくるそうです。
数年前の関東でのこと、シカの出現とともに住宅地まで山ヒルが入り込ん
だため、麓の住民がほとほと困っているのを目の当たりにしました。