9月19日 今年初めての白山を家内と一緒した。
快晴のこの機会に白山に一度は登ってみようと。お互い山行きにご無沙汰している身、行けるところまで頑張ってみようと出かけた。
今年の白山のお花はすごかったそうですね。
とくにコバイケイソウは7年ぶりの大群落が一斉に大開花。弥陀ヶ原はもちろんエコーラインもものすごかったと。もう経験できないでしょうと同年代のSさん夫婦から聞かされていて、弥陀ヶ原ではその名残だけでもとしばし見入り感傷がわいてきた。
快調に登れました。
適度の気温と湿気の少ない本当に快適な秋晴れ。それに花の終わったこの時期ですから写真を撮るのも後回しにしたのが良かったのでしょう。
登山者も予想以上に沢山の老若男女でにぎわっていました。それでも夏の最盛期と違って混雑ではなく自分のペースで歩けて、これまた楽しい山歩きでした。
(登りも下山もすべての人に追い越されましたが)
慮外なことに
膝に難のある家内も登りは快調でした。しかし下山は心配だからと山頂は諦めて下山を始めるとやっぱり膝が思わしくないと言い出し、めっきりペースを落としてしまった。
ところが小生もまともに歩けなくなってしまった。つま先が痛くなってきて、どんどん痛くなってきて、靴を履きなおしたりひもを締めなおしたりしても改善しない。甚之助ではまともに下山できるだろうかと思うくらい。
そこで家内がバンドエイドを貼ったらと。それでテーピングテープを持っているのを思い出して親指をぐるぐる巻き、少し軽減してごまかしながら下山できた次第。
その結果、登るのと同じぐらいの時間がかかってしまった。中飯場の上で工事関係者に抜かれ、やっぱり膝が悪いというペアにもお追い越され、とうとう二人だけになってしまい、結果的には白山を独占しおらが山でした。
なぜだろうと思うに、小生は今年登山靴を新調したのです。
ところが今年は本当に山行きを敬遠していて、新調のこの靴をあんまり使っていないのです。特に白山のような長丁場は初めてだったのです。
足の甲の低い小生にどうも合っていないようです。今までの靴のように甲の部分のグリップ力がないと思う。したがって下りでは足が前に押し出されてしまうのです。
それからもう一つサイズが一つ小さかったかも知れない。しかしサイズが大きければさらに下りでは足がもっと前に押し出されるので何とも言えない。
いずれにして、登山具店での試し履きの時見極められない不見識がたたった。(実は気に入っている前の靴が置いてなかったので今回の靴を選んだ)
さてこの靴を履き始めてそれなりの兆候はあったのですが、やさしい山ばっかりで靴が悪いとは思わなかった。それでお四国さんで教わった足が前に押し出されないようにする靴紐のかけ方でその場しのぎをしてきました。さらに靴擦れもテーピングテープで予防する方法を教えてもらったので、リックにはテープを常備していました。これが今回大いに役たちました。
お四国さんのご利益に感謝です。(もう一度お四国さんをしてみたい)