日野山/御嶽の滝

10月5日 日野山の御嶽の滝をはじめて見て来た。

     室堂からのアプローチは大した距離はないが、踏み跡もなくまるで藪こぎでした。

 

 

 

   御嶽の滝

 

   もっと落差のある滝だろうと期待していたが、

   案外こじんまりしたものでした

 

 

もう一つの目当ては、先日の文殊山でも確認して来たセンブリとアケボノソウの生活史・生活環をこの日野山でも確かめることです。

 

まずはじめにセンブリ

前回(9月26日)、少ないが・・以前より減っている・・花芽をつけたセンブリは確認済みです。 今年も花が楽しめます。

今日は周囲の草を出来るだけむしって幼年芽(1年目の芽)を探した。しかし有りませんね。

つまりこの場所の個体群は生活環が同一のグループだけであって、花が咲くのは隔年ごとでしょう。

 

成年目(2年芽)が十数本あるが、周囲に幼年芽は見当たらない。
成年目(2年芽)が十数本あるが、周囲に幼年芽は見当たらない。

 

次にアケボノソウ

<自生地その1>

前回(9月26日)、昨年たくさん花を咲かせていた場所で成年芽が見つからないこと、従って今年は花は楽しめないだろうと報告した。

そこで今日は下調べした幼年芽を探してみることに。ありました。幼年目ばっかりでした。

いや、一株だけかなり育った芽があったが、花芽なしで成年芽かどうか分からない。

 

成年芽とは異なる幼年芽:オオバコのような葉は  茎が30cmぐらい立上がっているので、

地べたにへばりついているそうだが、この場所は  成年芽と思われるが、花芽なし。

落葉いっぱいの日陰のため、立ち上がったか。  

 

 

<自生地その2>

今日偶然に発見した自生地。花をつけたばかりの一株と幼年目一株しかない。

このように幼年目と成年芽が混在していると毎年花が楽しめる。

 

手前左手に幼年芽、その奥に花をつけた成年芽
手前左手に幼年芽、その奥に花をつけた成年芽
好きな花です。聞こえのいい名前です。そして名前負けしない実に魅惑的な花です
好きな花です。聞こえのいい名前です。そして名前負けしない実に魅惑的な花です

 

ほかにも、このところ見かけなかった白色のアキギリが一株、鈴なりのツルニンジン(バァソブ)、ツルリンドウに滝のところではダイモンジソウ。花が終わっていたイヌショウマも。

 

 

雨上がりでたくさんの登山者かと思いきや案外人出がなく静かな山であった。

 

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