昨年まで愛用していたブログ「文殊山のお花たちⅡ」(約4年分)をA4版、3冊
に手作りで製本しました。
ブログを製本するのには、専門業者に依頼するのが最も手っ取り早く、出来上がり
も素晴らしいだろうと思います。
しかし、どうしても手作りの製本にこだわっていて、いろいろ調べまていました。
結論から言うと私の知る限りダメ・うまく出来ないと一時は諦めていました。
そこでとうとうブログのハードコピーで我慢・妥協することにしました。
カバーは既製品を使い、その装丁には用紙やプリンターに難点が多く、とても
ほめた出来上がりとはいかなかったが、仕方ないでしょう。
うまく配置出来たパージ
このページは文章も写真も
うまく配置されています
配置がうまく
いかなかったページ
左ページ最後の写真が
このページに収まりきらず、
はみ出た部分が分割されて
残りが右ページに来ています
<苦労したこと、反省すべきこと そして達成感>
その1
ブログとは、長~い・長~い絵巻物語のようなものですから、それを本にするには
上手にページ編集することがポイントです。とかろがこれが出来ないんですね。
せいぜい出来るのは、ハードコピーの印刷をする際、拡大・縮小で若干調整する
ぐらい。推奨できないが、キャプチャソフトでハードコピーを切り取ってワード
で編集することもやってみたが。
ヘッダー・フッターはなしに設定ました。
その2
カバーは既製品(アスカの製本カバー/背幅12mm)を使いました。
カバーは非常に薄いのでその補強も含め装丁を考えた。
おもて面は、タイトルやブログのトップと背幅にあたる部分にタイトルを配置し
印刷するため、A4版ノーカットシール用紙を使用。今回はカバーの周囲をシール
用紙で折り返すため、A4横2枚に分割して編集し、別々に印刷したものを横つな
ぎにカバーに貼り付けた。
うら面は、印刷をしないようにし市販の布シールを使用した。
*シール用紙を突き合わせで貼ることはできないですね。(壁紙とはのりが違う)
次回は別の方法にします。
その3
カバー装丁作成に使う器材と資材の制約です。
カバー装丁を一枚もので出来れば非常にうまくいくのは分かっています。
ところで私のプリンターはA4用です。
したがって、一枚ものでカバー上端・下端を折り返す方法の用紙(四切り?)は
扱えません。
別の方法で、カバーの上端・下端とも折返しなしにすれば、巻紙印刷機構をプリ
ンターにつけると出来ますね。
次に資材・用紙ですが、シール用紙は既製品ではA4版しかありません。
シール用紙でない写真用紙では、小さいサイズの巻紙用紙はあった思う。
最後に、この地方では専門的というか特殊な資材・用紙は手に入りませんね。
インターネットで取り寄せるといいのですが、量をまとめないとだめですし、送
料もかかりますからね。(都会なら扱っているお店はあると思う)
その4
チョンボばっかりでしたね。頭が弱って来たんですね。
ハードコピーの拡大・縮小を間違えたり、両面印刷の設定を間違えたりと慣れるま
でに失敗を繰り返した。カバー装丁のおもて面の編集であとで欠点を直そうと思っ
ていたことを忘れたりもした。三冊のページ分量も製本時に見直しをしなかった。
さっきも記したようにシール紙の貼り付けも雑で見栄えが悪い。
その5
以前に作った手作りの製本用道具(たとえばバインダー)は今回も十分に活躍し
た。今回使用したボンドも使いやすかったね。(コニシのG17から水生Gへ)
その6
費用についてですが、プリンターのインク代がほとんど(75%)を占めます。
本文の印刷用紙は、両面ファイン紙を探したが適当なものがなく、両面普通紙を
使った。写真が多いので薄手の両面ファイン紙を使いたかった。かなりコストは
かかるがインク代に比べれば大したことありません。
業者の見積もりでは、一記事当たりの写真数を5枚にしぼっても¥17,000ぐらい
だった。私の手づくりはその半分ぐらいです。
満足の出来る出来栄えではないが、ともかく手作りにこだわった甲斐があったと
思う。あらためてブログのことなど勉強になったし、装丁の工夫と失敗から次の
アイデアも浮かんできた。些細では有るが達成感も味わっています。