3月9日 今日はサンキューの日らしい:ナニワズにサンキューしましょうか。
下市山にナニワズの観察・・・もう花を開いているだろうと・・・に行きました。
そして、カタクリの群生地のようすも見てみたいなぁぁぁと。
今日のお天気は雪模様。「朝の内はまだしも午後からは本格的に」の予報でした。
9時前に家を出、車で向かうその途中から本格的に雪が降り出す。それでもナニワズは登山口の少し登ったところに咲くからと行ってみることに。
みくりや清水登山口をちょっと登ったところでナニワズを見つける。点々となん株もあるが、どれもまだつぼみでした。そのうちの一株の一枝に写真のように花を開けかけていた。以前2月に開花しているのを見た記憶があるが、今年は大雪の影響でしょう・・・開花が遅いように思う。
ナニワズを写真に撮った後、またまた雪が本格的にふり始めた。迷ったがともかく展望台までは行ってみようと登り始めた。
第二展望所
春の花の中にナニワズが
掲載されている
その名は「オニシバリ」
数年前には、ナニワズは
紹介されていなかった
雪はますます激しさを増すばかり。頂上まで行こうか迷ったが登ってみることに。
登るにつれて予想以上に雪が残っていて、だんだん足跡が少なくなってくる。そして最後には2~3日に前に登ったらしい足跡:これはよくがぶっていてよくわかる:ぐらいになってしまった。
見る見るうちに
こんな状態に
なってしまった
もうすぐ山頂
山頂のようす
お天気がいいと、この背景の中に日野川と足羽川の合流点と福井市街が
真近くに展開しています
下山の途中に
「雄池」に
展望台を過ぎて
ずいぶん下の方に
来た時、とつぜん
視界が開け
日野川と足羽川の
合流点が見えた
<ナニワズとオニシバリについて>
ナニワズもオニシバリも同じ種のようですが、図鑑などによるとナニワズは日本海型で、オニシバリは太平洋型と区別している。オニシバリは伊吹山や霊仙山で見かけているが、どこがどう違うのか私にはよくわからない。名前の通りオニシバリは男性的な印象だったし、ナニワズはオニシバリに比べると優しい感じです。
またナニワズは珍しい植物で、まだ雪のあるうちから花を咲かせ、真夏に赤い実をつける変りものです。この赤い実をカメラに収めるのも宿題の一つです。
ナニワズは、北方の植物で新潟県とか石川県が南限と記されているが、現にこの下市山に自生しているので、この辺が南限ではなかろうか。
そうなるとナニワズは下市山にとって貴重な植物ですね。
<カタクリについて>
「カタクリ谷」はまだまだ多くの雪におおわれている。春は遠そうです。
この山の最大のカタクリ群生地の「カタクリ路」の方に下りてみたかったが、ここは谷筋だからさらに残雪が多いと思われる。そしてその方面には足跡もなかったので、今日は未確認のまま往路を引き返した。
参考に:文殊山の展望台横のカタクリ群生地は、すでに雪は解けています。